mizuchanのブログ

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白鳥の接ぎ下ろしは弱い?

今日植え替えた白鳥です。
鉢からはみ出すくらいの大きさで、根もギッシリ入ってました。
年中植え替えているMIZUの植え替え方を書いてみましょう。
❶ この時期の植え替えは水を上げれないので、根の底をから
ゴロを取り根鉢を底、周り、共、割り箸で1㎝程根を痛めないように崩します。
❷ チョットだけ大きな鉢にゴロ土を入れ、培養土を少し入れ、緩効性の
コーティング肥料を少々。
❸ 更に培養土を入れて根に肥料が直接触らないようにしてから
そっと根鉢ごと静かに鉢のなかへ。周りにも培養土を入れて、最後1㎝程
化粧土を入れて完成。
➍ ティッシュを被せて、水をやれる3月まで暖かい場所へ置きます。
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当然、3月以降の植え替えは土を全部落としての普通の植え替えになります。

ただこの植え替えはメリットもあります。
❶ 根鉢を崩さないので、成長再開が早い。
❷ 寒中の植え替えが可能(根鉢を全部崩さないことと、水をやらないこと)
❸ 大苗の場合は段差が付かず、この方が通常の植え替えより良いような気がする。

見出しと話が違うと思ったあなた、ここからが本題です。
今日の画像は全部20㎝を超える白鳥の接ぎ下ろしですが
皆、10年以上元気に過ごしています。
良く、『接ぎ下ろしは突然腐る』と言いますが、それは、降ろしてから
3年までの管理の仕方によります。

最初の苗は、根鉢を実生と同じような太い牛蒡状の根の集合になっています。
実生そのままだと、太い牛蒡根に髭根が出ている状態なので、腐りが入ると
本体まで真っすぐ入ってしまいますが、この状態になると割と丈夫です。
2番目の苗は、まだ粒がそろっていません、最後には最初の苗のように
粒がそろってきます。これは降ろした時の総経が大きいほど時間がかかります。
粒が揃うまでになれば寧ろ実生そのままで根の整理をしてないものより丈夫です。


では、こういう苗を作るにはどうしたらいいか?
❶ 降ろして3年を過ぎるまで出来るだけ水を辛くして通風の環境で育てる。
❷ 粒がそろってから初めて一人前の苗の扱いをする。

これを守れば10年以上丈夫に育つ白鳥ができます。

植え替えたばかりで皆汚れが目立ちますが、夏の頃には真っ白になります。

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