mizuchanのブログ

サボタニの情報を貴方に送ります。

群生品を造るには・・・・

先日、初心者が沢山いるフェイスブック上のサークルで月と天世界の混合種子を100粒前後で、送料手間210円でバラまいた。
まあ遊びだから送料も取らなくてよかったのだが、タダだと、調べも勉強もしないで種を欲しがる人も出ると思い、我が家のHPを舞台に問題付きで権利者を選んだ
その後、一部の人たちの非難が聞こえてきた。
粒数の少なかった精巧殿の非難はなかった(笑い)こちらの方が、実は希少価値がある
なんせ、仙爺が創ったあの、特白の孫たちだ、欲しいマニアもいただろうに、そういう
大人の人たちは文句も言わずに黙ってみていたようだ。
ヤフオクあたりで少ない粒数で売っている人もいるのだから、当然そうなるとは思ったが、よく考えてほしい、昔は業者さんが実生していた、今も一部の業者さんは蒔いているが、殆どはマニアの撒いた余剰苗を買い取り、それを売るのが今の業者さんの形態だ。
実生するマニアがいなくなったら如何するつもりだろう・・・
サボテンの絶滅より先に、サボテン趣味というジャンルが絶滅する
サボテンで楽しんだ我々の使命は、サボテンの楽しさを知るマニアの予備軍を作ることだと思う。そんな意味では、我が家のHPを探検して、知識が増える楽しさを感じたと言って下さった方がいたのは、本当にうれしかった。
・・・・・・
さて、そんな中で、「折角実生するんだから月世界の群生を作ってみたい」という嬉しい人たちが現れた。

これは小人の帽子で、種が手に入らないと思うが、理屈は同じ。
月世界の方が丈夫なので、成功の確率が高いと思う。
実生苗が3年もすると結構大きくなっていると思う。今から撒くんじゃ、先の話だね。
前の年の秋口の早い時期か、当年の早春に植え替え5月のころに成長のピークが来るようにする。ここ栃木だと、2月末に植え替え、暫く水を控え目にして、3月中頃から水を強めにかけて、5月にピークとなる。
そこで、胴切です。上下とも生かそうと真ん中あたりで切ることが多いが、下が根元から子吹したりして、不格好になることが多い。上は当然長い方がその後の成長はいい。
でも、下から1/3程度で切った方が、実は子吹の量が多かったりする
根際に近づくほど死ぬ確率は上がるが子吹は多いような気がする。
試してみてください。
その子が出たまま育てて、また其れを、カットする、これが所謂二段カットです。
そんな状態が上の画像です。
その後の完成品が下の画像です。ただ上の画像が育てば、下の画像以上の径が出るはずです。
つまり最終径は最初の子吹の数が多いほど大きくなるわけです。
箱が当たった方は、1段目のカットが済んで群生したものがあったかもしれないので
盆明けに植え替え、来年の5月ごろ二段カットをすれば、大きな群生が期待できます。
結論は
  ※それぞれの地域で、成長がピークの時期にカットする。
  ※できるだけ根際近くでカットする。(死んでも自己責任でね、アハハ)
  ※十分成長したら2段カットする。
  ※切り口にはちゃんと乾いて瘡蓋が出来るまで水をかけない。

同じような方法で群生を造れるのものにマミラリアがあります。
ただ姫春星のように自然群生性質のものは、胴切の意味はありません。
希望丸、恋山彦などは、切らないとなかなか群生にはなりません
中間が、白鳥、この種は自然子吹するタイプと単頭で大きくなるものとに分かれます

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